たんぽぽ舎です。【TMM:No2321】
2014年11月1日(土)地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.鹿児島県議員へ電話・FAXを送ろう−川内原発動かすな!
11月7日(金)鹿児島県議会で決定する前に出そう!
東京の九州電力東京支社に抗議に行こう 11月5日(水)夕方有楽町
柳田真(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.鹿児島県議会前にテントが設営されました。
11月5、6、7日が最大のヤマ場です。
山田和明 (たんぽぽ舎会員)
★3.「薩摩川内市議に電凸敢行」(電話をとって抗議の突撃、いわゆる「電凸」) その1
川内市民を「加害者」にしないで下さい。
糸色望(千葉県在住)
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆「もう我慢はしない!立ち上がる原発事故被害者集会」開催!(11月16日)
★5.新聞より4つ
◆電力8社 経常黒字
中間決算 値上げ・コスト減効果 (11月1日朝日新聞見だし)
◆冬の節電目標 見送り決定 電力供給に余力 (11月1日朝日新聞見だし)
◆高浜原発再稼働へ 関電、補正書提出 規制委、審査書案作成入り
(11月1日東京新聞より)
◆地獄の底まで 鎌田慧(ルポライター)
(10月28日東京新聞『本音のコラム』より)
★6.再稼働阻止ネットワークNEWS<7号>を発行しました
「全国から川内原発再稼働反対の声を現地へ!」
(再稼働阻止ネット 事務局 ニュース編集)
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※11/5川内原発再稼働をやめろ!九州電力東京支社抗議行動
日時:11月5日(水)17時30分〜18時30分
場所:九州電力(株)東京支社 JR有楽町駅日比谷口の目前
東京都千代田区有楽町1-7-1有楽町電気ビルヂング北館7F
主催:再稼働阻止全国ネットワーク(たんぽぽ舎も参加、構成団体)
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※第13回東京電力本店合同抗議
東電解体!汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!原発再稼働は日本を滅ぼす
日 時:11月5日(水)19時〜20時
場 所:東電本店前(JR・地下鉄新橋駅徒歩5分、JR有楽町駅徒歩10分)
よびかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎
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┗■1.鹿児島県議員へ電話・FAXを送ろう−川内原発動かすな!
| 11月7日(金)鹿児島県議会で決定する前に出そう!
| 東京の九州電力東京支社に抗議に行こう 11月5日(水)夕方有楽町
└──── 柳田真(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)
○九州電力の再稼働について、鹿児島県議会が、11月5,6,7日に最大の山場を迎える。川内原発を動かすな!原発ゼロで電気は足りている。全国の力で,九州川内原発の再稼働を阻止しよう。
○今、3つの行動が取り組まれています。多くの皆さんの参加を期待します。
1つは鹿児島県議員と県議会への働きかけ。11月5日(水)6日(木)7日(金)にできるだけ多く鹿児島県庁へ集まろう。再稼働阻止全国ネット(たんぽぽ舎も)は今、全力で参加者を募っています。
2つは、鹿児島県議会議員へ要望の電話・FAXを送ろう。
川内原発を動かすな!原発ゼロで電気は足りている。
各人の創意工夫で出して下さい。
なお、これについては「糸色望さんの川内市議へ電話をかけた実例の話」(今号に掲載)も参考にして下さい。
3つは東京の九州電力支社へ抗議に行こう。
11月5日(水)午後5:30−6:30、九電東京支社前へ JR有楽町駅日比谷口の目前
続けて、午後7:00−8:00 東電本店前へ
※なお、九州の人たちが,規制委員会への抗議・申し入れ行動(行政訴訟)を予定しています。11月7日(金)午後。ご協力下さい。(詳細が届けば,メルマガでお知らせします)
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┗■2.鹿児島県議会前にテントが設営されました。
| 11月5、6、7日が最大のヤマ場です。
└──── 山田和明 (たんぽぽ舎会員)
昨夜、鹿児島県議会前にテントが設営されました。
いよいよ重大な時期がきました。もしここで、再稼働を止められなければ日本は破滅の道に突き進むでしょう。
皆さんの勇気ある行動が私たちの未来を決定ずけると言っても過言ではありません。
後世に悔いを残さないために、再稼働阻止に声を上げ、立ち上がりましょう。
香 港の学生や市民のように大勢が鹿児島県議会前に集まり、私たちの意思を議会に届け、再稼働同意を拒否するよう呼びかけましょう。11月5、6、7日が最大のヤマ場です。可能な限り一時間でも、一日でも、一週間でも再稼働が撤回されるまで頑張ろう。テントの数を一つでも増やそう!!
ツイッター、フェイスブック、スマホ、携帯、インターネットなどあらゆる通信手段で全国に知らせよう。
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┗■3.「薩摩川内市議に電凸敢行」(電話をとって抗議の突撃、いわゆる「電凸」) その1
| 川内市民を「加害者」にしないで下さい。
└──── 糸色望(千葉県在住)
残念ながら先月28日、「原発再稼働の要請陳情」に対する「賛成多数」という実に市議会の責任を曖昧にした形で(この怪しさについては、松阪市議会議員海住恒幸氏の考察が参考になるhttp://blog.livedoor.jp/kaiju_matsusaka/archives/52152781.html)、福島原発の事故後原発立地として「再稼働」の容認した薩摩川内市議会と市長。
10月25日に再稼働阻止全国ネットワークから電話・FAXで直接川内市議員の個々人に反対の声を伝えようという呼びかけがなされていたので、早々に電話をとって抗議の突撃、いわゆる「電凸」を行ってみた。
殆どの議員の電話は繋がらず、結局その日は四名の議員と話が出来ただけだが、その中から幾つかを紹介。まずは下園政喜(しもぞの まさき)市議から
糸色:初めまして。東京の○○と申します。お忙しいところ恐縮ですが、明日の「川内原発の再稼働決議に関して是非ともお話ししたいことがありまして、電話いたしました
下園議員:どうぞ
糸色:原発の再稼働の危険性、とりわけ噴火の問題については皆さん十分に論議されてきたことと思いますので、私からは言うことはありません。一つだけ、お願いがあります。
下園議員:どういうことですか?
糸色:川内市民を「加害者」にしないで下さい。
下園議員:どういうことですか?
糸色:福島の事故の時は、福島県民は「被害者」でいられました。
でもあの事故の後、川内市民が再稼働を認め、万が一の事故が起こった時、川内市民の立場はどうなると思いますか?万が一避難できたとして受け入れ先があると思いますか?福島の後に「再稼働」を認めた人たちをですよ。
下園議員:そういう観点で考えたことはありませんでした。
糸色:福島の時は「避難者」は「被害者」として受け入れられました。それでも放射能が移るからとかいった差別を受けました。でも次に、しかも止まっていた原発を動かした自治体の人はどう見られると思います?
下園議員:確かに加害者でしょうね。
糸色:そうです。次は「被害者」ではなく「加害者」になってしまうのです。それについてどう思われますか?
下園議員:そうならないのを願うだけです。
糸色:でも規制委を含め誰も安全性を担保していませんよね。
下園議員:そうですね。だから願うしかありません。車の中なので長電話出来ませんので、明日はそうした事も考えて判断しますよ。
糸色:ありがとうございます。では失礼しました。
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆「もう我慢はしない!立ち上がる原発事故被害者集会」開催!
現在、福島県内・全国各地で損害賠償訴訟やADR申立て、避難の権利を求める裁判などが、次々と起きています。「このまま黙らされてたまるか!」という抵抗の火の手が上がっています。
現状を少しでも良い方向へ変えていくため、被害者同士が声をあげ、立場を超えゆるやかにつながり、より大きな力となるための集会にしたいと考えています。
ぜひお越しください。心からお待ちしております。
☆「原発事故被害者集会」
日時:11月16日(日)13:30〜16:30
会場:福島市公会堂 福島市松木町1番7号
主催:原発事故被害者集会実行委員会(福島原発告訴団などからよびかけ)
賛同団体:県内外の原告団・弁護団など20団体(10月30日現在)
ゲスト:おしどりマコ・ケン、きたがわてつ
*詳細・チラシは福島原発告訴団ブログから
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2014/10/blog-post_17.html
*ご来場は、お車の乗り合わせ、公共交通のご利用をお願いします。
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┗■5.新聞より4つ
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◆電力8社 経常黒字
中間決算 値上げ・コスト減効果
(11月1日朝日新聞見だし)
◆冬の節電目標 見送り決定 電力供給に余力
(11月1日朝日新聞見だし)
◆高浜原発再稼働へ 関電、補正書提出 規制委、審査書案作成入り
関西電力は三十一日、再稼働を目指す高浜原発3、4号機(福井県)について、これまでに原子力規制委員会から指摘された事項を反映させた審査申請書の補正書を規制委に提出した。規制委は補正書を基に合格証にあたる審査書の案の作成に入る。事実上、審査合格のめどが立った。
原発の新規制基準が導入されて以来、審査書案の作成まで進んだのは九州電力川内(せんだい)1、2号機(鹿児島県)に続き二例目。ただ、今後も工事計画の認可や検査、地元同意などの手続きが必要で、再稼働は来春以降になるとみられる。
田中俊一委員長はこれまで「(審査書案の作成入りは)合格の見通しが立ったととらえていい」との見解を示している。
(11月1日東京新聞より)
◆地獄の底まで 鎌田慧(ルポライター)
これほど、人間の命を粗略に扱う内閣は、戦後はじめてだ。危険な原発を隙を見てまた動かす、というだけではない。それよりもはやく、12月にあれほど反対があった特定秘密保護法を施行するという。
この悪法は日本をいつでも戦争状態に入れるための言論統制法だ。首相官邸で開かれている,政府の有識者会議の座長は日本最大の発行部数を持つ新聞社会長である。最近の朝日攻撃やNHK支配、さらには「国益」の大合唱をみれば、戦争準備態勢かと思わせる。
国会で議論する前に,米日の防衛局長級で,防衛協力指針を決めた。国会無視である。平時から緊急事態まで「切れ目なし(シームレス)協力」が、A4版5枚の報告書に7回も登場する。集団的自衛権の行使を閣議で決めただけ。それでも周辺から地球の反対側、宇宙からサイバー空間まで、宇宙から地獄まで、24時間の軍事一体化だ。
働く者の残業代はゼロ、派遣労働は無期、農産物や医薬は米国依存。政府の義務は,国民の安心、安寧、健康、いのちを守ることだが、この国はまだ国益が最優先である。
改定された原子力基本法も宇宙基本法も,安全保障(軍備)のためであり、防衛産業(原発産業とほぼおなじ)が、国益産業として国家予算の受け皿となる。そのために政治献金が解禁される。
(10月28日東京新聞『本音のコラム』より)
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┗■6.再稼働阻止ネットワークNEWS<7号>を発行しました
| 「全国から川内原発再稼働反対の声を現地へ!」
└────(再稼働阻止ネット 事務局 ニュース編集)
【目次】—–
§1.川内原発再稼働 どうすれば阻止できるのか ◇広瀬隆
§2.原発再稼働を狙う安倍政権を放逐しよう! ◇鎌田慧
§3.かごしまの地からー最終局面を迎える攻防に向け ◇岩井哲)
§4.「住民説明会」はパフォーマンスに過ぎない! ◇鳥原良子)
§5.「川内の家」活動レポート ◇岩下雅裕
§6.「川内原発再稼働阻止全国リレーアクション」を終えて ◇藤岡彰弘
§7.福島の女たちと現地の協力で 「フクシマ」を伝える辻説法 ◇青山晴江
§8.「若狭の家」の設立と、その目指すところ ◇木原壯林
§9.川内原発再稼働阻止テント群へ! ◇淵上太郎
§10.川内−伊方原発再稼働に反対する南予住民の運動 ◇八木健彦
★全国自治体議員連名で初の陳情 ◇けしば誠一
★本の紹介 『浜岡・反原発の民衆史』(著・竹内康人) ◇北村小夜
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本紙はPDFでダウンロードできます。
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/newsletter
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※再稼働阻止の行動継続のため、とくに現地支援カンパをお願いして
しております。ご支援ください。
随時サポーター(個人・団体)も募集してしております。
問合せ:メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
※カンパ・会費の振込先
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「川内の家」http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/sd/
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2014年10月31日(金)地震と原発事故情報−3つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.鹿児島県庁の玄関前に「ストップ再稼働!テント」が立てられました
みなさんストップ再稼働!県庁前テントに連帯の声を上げてください
杉原(反原発・かごしまネット)
★2.九州電力の社長はこんな人だった
社長の発表に「放射能」や「核廃棄物」といった文言がなかった
建前のみで中身なし、お粗末すぎてヤジも飛ばず
10/29第35回原子力規制委員会臨時会議を傍聴して
奥内幸子(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.新聞より4つ
◆再稼働前提に受け入れ試算 再生エネ (10月31日東京新聞より抜粋)
◆核燃料取り出し遅れ 追認 実態なき「廃炉工程」鮮明
日程偏重で現場しわ寄せ 福島第一1号機 東電見直し (10月31日東京新聞1面より抜粋)
◆頭を抱える安倍首相 早すぎると統一選(来年4月)に影響
川内原発 再稼働地元同意問題 (10月31日「日刊ゲンダイ」より抜粋・30日発行)
◆六ケ所村の再処理工場 完成、16年3月に延期 原燃 (10月31日茨城新聞より抜粋)
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※11/1学習会にご参加を!原発とテレビメディア全3回シリーズの第1弾
「テレビが原発神話を作った・原発推進映像の数々」
日 時:11月1日(土)18時から20時 資料代:800円
お 話:加藤久晴さん(メディア総合研究所研究員)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
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┗■1.鹿児島県庁の玄関前に「ストップ再稼働!テント」が立てられました
| みなさんストップ再稼働!県庁前テントに連帯の声を上げてください
└──── 杉原(反原発・かごしまネット)
<鹿児島県庁前に抗議テント>
○ みなさま 10月30日19時すぎ、鹿児島県庁の行政棟正面玄関前に、「ストップ再稼働!テント」が立てられました。
鹿児島県知事が11月5日開会の臨時県議会招集を告示し、再稼働強行の姿勢を鮮明にしたことに、抗議するものです。併せて県議会に対し、県民多数の「再稼働反対」世論に真正面から向き合うことを求めています。
テントは24時間態勢で座り込みを続けるための拠点として、県民有志が立てました。テントの写真 http://tinyurl.com/mem2b5e
一時、県庁職員、ガードマンの激しい妨害を受けましたが、設置を完了しました。県側は「庁舎管理規定」を持ち出し、県庁敷地内に「テントを建てることは禁じられている」の一点張りで、一時管財課長が「撤去勧告」を出しましたが、有志側は「再稼働強行の知事の政治姿勢に抗議するための、県民の正当な表現の自由の行使である」と反論。
21時15分には、県側は「規則違反であり撤去を求めることに変わりはないが、通行の妨害にならないこと、テントが増設されないこと」という2点を示し、夜間の行動をせずに引き上げた模様です。
○ 鹿児島県議会は11月5日招集され、6日に原発特別委で陳情審査・採決、7日の最終本会議で特別委の結論をなぞった決議がなされようとしています。反対世論がこれ以上拡大しないうちに、県議会の多数を自民会派が占めている状況を盾にして、「数の論理」で強行突破しようとするものにほかなりません。
○ 10月9日から5カ所で開かれた「住民説明会」また、追加開催された29日の日置会場での「説明会」の全てで、再稼働反対の声が圧倒的であり、のみならず、再稼働の必要性、責任の所在、避難計画のずさんさ・実効性のなさ、使用済み核燃料・高レベル廃棄物の処理・管理ができないという「トイレなきマンション」状態への対策の不在—など根本的な問題が指摘され続けましたが、満足な回答はなされないままになっています。
このような中で、県議会を開き、強行突破しようする伊藤知事の姿勢を糾弾しなければなりません。
みなさん、ストップ再稼働!県庁前テントに連帯の声を上げてください。
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┗■2.九州電力の社長はこんな人だった
| 社長の発表に「放射能」や「核廃棄物」といった文言がなかった
| 建前のみで中身なし、お粗末すぎてヤジも飛ばず
| 10/29第35回原子力規制委員会臨時会議を傍聴して
└──── 奥内幸子(たんぽぽ舎ボランティア)
○ 原子力規制委員会と電力事業者とが意見交換会を持つとの趣旨で、10月29日(水)、その初めての会合が行われました。第1回目は九州電力との会合で、瓜生道明社長が出席すると知って傍聴して来ました。原発の知識は少ない私ですが、原発には反対なので相手はどんな人なのだろうという気持ちで出かけました。
瓜生社長は全員に配布された資料を読み上げる形で発表しました。
タイトルは「安全文化醸成を始めとした安全性向上に関する取組みについて」。(規制庁のHPにあります。)
私はそれを見てすぐにつまずいてしまいました。「安全文化(の)醸成」って何でしょう。分かりにくいですね。「私の思い」という章では「原子力は本来危険を内包するものであり(正しい!)、原子力のリスクときちんと向き合い、質の高いリスクマネジメントを行うことが事業を継続する大前提」であり、この「思い」を全社員に伝えていると強調。
「私の思い」という言葉は発言や資料の随所で繰り返し使われていました。他にも好きな言葉があるらしく、経営トップ、リーダーシップ、コミュニケーション、リスクマネジメント、フェイス・トゥ・フェイス、マイプラントとマイプラントサークル、イコール・パートナーなど、主にカタカナ用語が多く、馴染のないものもありました。
特に面白かったのはコミュニケーションサイト「レッツらゴー」です。(どんなサイトなのか見たいと思い九電に問い合わせてみましたら、これはサイトではなく、社内各所に掲示するトピックス記事との事でした。)
○ 内容に関して気になった事は、社長の発表に「放射能」や「核廃棄物」といった文言がなかったことです。さすがにこれに関しては中村委員から指摘がありました。そして発表のほとんどが「自分の心構え」であり、「私の思い」であり、安全を保障するためのどんなデーター、数字もありませんでした。
「強いリーダーシップの発揮が求められていることを肝に銘じ、原子力発電所の安全性向上に努めてまいります。」と社長は締めくくっています。
期待していなかったものの、余りにも建前のみで中身なし、お粗末すぎてヤジも飛ばず、の単なる儀式で終わりました。
そして私の感想ですが、九電の社長は「ダジャレが好きな、なんちゃってオジサン」でした。(人相は想像したより悪くない。)
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┗■3.新聞より4つ
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◆再稼働前提に受け入れ試算 再生エネ
大手電力会社が再生可能エネルギーの受け入れ手続きを相次いで中断した問題で、経済産業省は三十日、各社の受け入れ可能量を検証する専門部会の第二回会合を開き、受け入れ可能量の試算方法を決めた。原発を震災前と同じように稼働させる前提になっているため、電力会社が実態とかけ離れた試算を基に再生エネの受け入れを拒否する恐れがある。
再生エネの受け入れ手続きを中断した北海道、東北、四国、九州、沖縄の五電力と、「厳しい」と主張している北陸、中国の二電力が、この方法に沿って次回会合で試算を示す予定。(中略)
原発の稼働想定が増えれば再生エネを受け入れる余地は狭まる。このため電力各社は過大な原発の稼働想定を基に「出力が高まりすぎるのでこれ以上再生エネを増やせない」と主張する可能性がある。(後略)(10月31日東京新聞より抜粋)
◆核燃料取り出し遅れ 追認 実態なき「廃炉工程」鮮明
日程偏重で現場しわ寄せ 福島第一1号機 東電見直し
東京電力福島第一原発の廃炉をめぐり、東電は30日、早ければ2017年度前半にも始める予定だった1号機プールからの使用済み核燃料取り出しを、2年遅れの19年度に見直すことを明らかにした。原子炉内に溶け落ちた核燃料の取り出しも、早ければ20年度前半に始めるとしていたが、5年遅れの25年度開始に見直す。(中略)
東京電力が、初めて時期の遅れを認める形で福島第一原発の廃炉工程を見直す。これまで工程表通りに作業を急げ急げの号令ばかりで、現場は違法な長時間労働をはじめ苦しめられてきた。「廃炉まで三十〜四十年」の宣言にこだわらず、現実に合わせた見直しは当然といえる。
実際のところ、廃炉への具体的な道筋は見えていない。炉がどう壊れ、溶けた核燃料はどんな状況なのかも分かっていない。(後略)
(10月31日東京新聞1面より抜粋)
◆頭を抱える安倍首相 早すぎると統一選(来年4月)に影響
川内原発 再稼働地元同意問題
原発再稼働がいよいよ“秒読み”だ。(中略)
「地元の九電や経済界は燃料費がかさむ冬を前に原発を再稼働させたいと急いでいます。ところが、官邸のホンネは、再稼働を来年4月の統一地方選後にしたい。世論調査では依然、原発再稼働に反対する人の方が多い。冬を前に再稼働すれば、この問題が統一選でクローズアップされてしまいますからね」(霞が関関係者)
それで安倍官邸は、原子力規制委員会に対し、「ゆっくり審査するように」と暗に“指示”を出していて、規制委が渋い顔をしているのだという。(後略)
(10月30日発行の「日刊ゲンダイ」より抜粋)
◆六ケ所村の再処理工場 完成、16年3月に延期 原燃
日本原燃は30日、青森県六ケ所村に建設中の使用済み核燃料再処理工場の完成時期を、従来の今年10月から2016年3月に延期することを決め、六ケ所村と県に伝えた。延期は完成時期を未定としたケースを含め22回目。(中略)
原燃は今年1月、新規制基準への適合審査を規制委に申請。審査に半年、その後の検査などに4ケ月を見込み、完成時期を10月としていた。
(10月31日茨城新聞より抜粋)
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【編集部より】
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
1.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」に関しては、平等に掲載するため
日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを400文字
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