【名護】米軍垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが名護市安部の海岸に墜落した問題で、25日に米軍が機体残骸の回収を実施した際、集落近くの浜に上がってきた公務中の米兵を撮影した60代の女性が写真を削除するよう米軍に求められていたことが分かった。
女性によると、回収作業の際に、浜に上がってきた米兵を撮影したところ、近くにいた米軍関係者が通訳を介して「個人なので(顔が写って)公にされるのはよくない」と写真の削除を求めた。女性は米軍関係者の求めに応じ、タブレット端末で撮影した複数の画像をその場で削除した。作業の様子を遠くから撮影した画像の削除は求められなかった。
2004年の沖国大米軍ヘリ墜落事故を受けて日米が取り交わした基地外での米軍機事故に関するガイドライン(指針)は、写真撮影について米当局から要請がある場合、「日本側当局が事情を説明した上で、撮影の中止について米側の要請を伝達する」と定めている。女性によると、画像の削除を求められた際は、日本側当局に当たる県警の職員はいなかったほか、ほかの市民や報道関係者もいなかった。
From Ryukyu Shimbun and Henoko Takae Shimbun (FB)
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