「国境なき記者団」「沖縄での報道の自由が脅かされた」とする声明
沖縄の米軍北部訓練場で8月、抗議する人たちを取材していた沖縄の新聞社の記者が警察に移動させられ、一時、取材ができなくなった。「沖縄での報道の自由が脅かされた」
沖縄に駐留するアメリカ軍が日本の市民やジャーナリストの活動を広く監視している実態が明らかになった
国境なき記者団 沖縄に懸念
10月25日 10時35分
NHK沖縄放送局 http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5093800641.html… (?)
国際的なジャーナリスト団体「国境なき記者団」は、ことし8月、沖縄でアメリカ軍施設の建設に抗議する人たちを現場で取材していた記者が、警察に移動させられ一時、取材ができなくなったことなどについて、「沖縄での報道の自由が脅かされた」とする声明を出しました。
声明は、パリに本部を置く国際的なジャーナリスト団体「国境なき記者団」が23日出しました。
ヘリコプター発着場の建設が進められている沖縄のアメリカ軍北部訓練場ではことし8月、抗議する人たちを取材していた沖縄の新聞社の記者が警察に移動させられ、一時、取材ができなくなりました。
これについて声明は、「沖縄での報道の自由が脅かされた」としています。
その上で、「記者たちはジャーナリストだと示していたにもかかわらず警察に排除された。日本政府が警察の行動を容認したことは危険な先例になる」としています。
また、イギリス人ジャーナリストがアメリカ軍に行った情報公開請求の結果、沖縄に駐留するアメリカ軍が日本の市民やジャーナリストの活動を広く監視している実態が明らかになったとして、アメリカ軍と日本政府に説明するよう求めています。
「国境なき記者団」のベンジャミン・イスマイールアジア太平洋デスクは、「記者には表現し、他者に伝える権利があり、それができなければ政府や当局は『民主主義が成り立っている』と言うことはできない」と話しています。
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